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2007年11月25日(日) 07時44分

クリスマスシーズン迎えたアメリカでは節約傾向 一方でネットショッピングは増加もフジTV

景気先行き懸念の中、アメリカはクリスマスシーズンを迎えた。
2007年は「クリスマスシーズンの出費を控えめにする」と答えた人は3人に1人と、先行き不安な景気を見通してか、節約を心がける人の割合は8年ぶりの多さとなった。
内訳を見ると、「電化製品を買う」と答えた人が38%と、2006年の51%から大幅に減った。
衣類では、ドレスなど最新のファッショントレンドを追う割合が減り、「普段着のジーンズの買い替えをする」と答えた人が多かったのも特徴となっている。
このほか、定番のおもちゃでは、音楽再生機に連動する犬のロボットや、双方向通信可能な無線などが売れ筋となっている。
こうした節約傾向を覆すかもしれないのがネットショッピングで、2006年に比べて20%も増える見込みとなっている。
全米クレジット協会エコノミストのハンペル氏は「毎年、『節約する』と言いながら、実際は、つい使い過ぎてしまうのが現実です」と話した。
クレジットカード決済のネットショッピングだと、さらに節約意識が薄れると、警鐘を鳴らす専門家もいる。
全米消費者協会のブロベック会長は「これまでの調査では、カードだとつい浪費してしまいがちだが、現金払いにすると、予算を守る傾向にある。ショッピングを楽しむには、現金払いを心がけてもらいたい」と語った。
予定通りの節約か、ネットでちょっと買い過ぎてしまうのか、アメリカのクリスマス商戦の結果は、そのまま日本の年末商戦でも見られるかもしれない。
highlow highlow 2007/11/25 07:44

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