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2007年11月25日(日) 01時35分

イラン日本人誘拐から約1カ月半 現地では密売組織が持ち込む麻薬で薬物汚染が深刻にフジTV

イランで中村聡志さんが麻薬密売組織に誘拐されて、およそ1カ月半となる。密売組織は、イラン国内に大量の麻薬を持ち込んで、深刻な薬物汚染を引き起こしている。
山積みになっている押収された「ヘロイン」や「モルヒネ」、麻薬に冒された中毒患者や路上に散乱する注射針は、イランでは日常の光景になりつつある。
テヘラン西部にある麻薬患者の更生施設には、毎週、10数人の中毒患者が収容されている。
施設のテントの中では、施設に来たばかりの患者が生活している。
最初の1週間は、禁断症状との戦いとなる。
患者の腕には、いくつもの注射針の生々しいあとが残っていた。
禁断症状を脱した患者は、お互いの麻薬体験を語り合い、薬物の恐ろしさを学ぶ。
患者は「何度も麻薬をやめようとしたが、駄目だったんだ。やっとこの施設で、同じ苦しみを知る仲間に救われたよ」と話した。
彼らは、1カ月のプログラムを終えると、施設を出て、職業訓練を受けながら社会復帰を目指す。
highlow highlow 2007/11/25 01:35

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00122487.html