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2007年11月24日(土) 22時55分

「エフ・エー・シー」巨額詐欺、前社長ら10人を再逮捕読売新聞

 福岡市博多区のコンサルティング会社「エフ・エー・シー」が、会員から出資金をだまし取ったとされる巨額詐欺事件で、福岡県警などの合同捜査本部は24日、CDセットの購入代名目で会員から金をだまし取ったとして、前社長の黒木博文容疑者(42)(福岡市博多区博多駅東1)ら10人(いずれも別の詐欺容疑で逮捕、24日付で処分保留)を詐欺容疑で再逮捕した。

 同社の元大分支部長外山和彦容疑者(54)(大分市中春日町)ら4人も同容疑で逮捕した。

 調べによると、14人は2005年12月から06年5月にかけて、佐賀市内の無職女性(62)ら4人に、起業指南のCDセット購入代の名目で、1口100万円以上を出資すれば月5%の高配当が受け取れるなどと虚偽の説明をして、計800万円をだまし取った疑い。

 エフ社は04年末から06年6月にかけて、高配当を約束して全国8000人から約135億円を違法に集めたとされる。配当のほかにも、新規会員を勧誘すれば、月2万円の紹介料を支払うと約束したため会員数が増え、被害が拡大した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071124i415.htm