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2007年11月24日(土) 12時58分

米・NYのレストラン経営者、「メニューなどのまねは知的財産の侵害」と近くの店を提訴フジTV

アメリカ・ニューヨークのレストラン経営者が、「メニューなどのまねは、知的財産の侵害だ」として、近くの店を訴え、裁判の行方が注目されている。
パンにロブスターのマヨネーズあえがたっぷり挟まったぜいたくな一品「ロブスター・ロール」は、ニューヨークにある「パール・オイスター・バー」の人気メニュー。
経営者のレベッカ・チャールズさんは、オープン以来、この味を守り続け、ほかの店にまねされないよう注意を払ってきた。
そんな中、かつてこの店で副料理長だった男性が、そっくりなメニューを出す店をオープンさせた。
レベッカさんは、これを知的財産の侵害だとして訴えた。
原告のレベッカさんは「多くの同業者から、『自分にも同じことがあったが、結局、何もできなかった』と言われたわ。これはテストケースなのよ」と話した。
訴えられた元副料理長、エド・マクファーランドさんの店「エドズ・ロブスター・バー」でも、ロブスター・ロールは欠かせないメニュー。
レベッカさんの訴えによると、お店のテーブルやいすのデザインのほか、サラダのドレッシングまでが訴訟の対象となっている。
シーザー・サラダも、アンチョビーなどの風味を生かしたレベッカさんの母親秘伝のレシピで作られたものだが、これもまねされたという。
被告のマクファーランドさんは「料理が似ているのは、お互いにシーフードレストランだからだ。僕は彼女のビジネスをまねしていない」と話した。
知的財産権専門のデイパート弁護士は「これまでに判例はないが、メニューに知的財産権を主張することはできるでしょう」と語った。
2008年にも下される判決次第では、アメリカ中のレストランで訴訟合戦が始まるとみられ、行方が注目されている。
highlow highlow 2007/11/24 12:58

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