記事登録
2007年11月24日(土) 20時00分

野党労働党が勝利=11年半ぶり政権交代−豪総選挙時事通信

 【シドニー24日時事】24日投票が行われたオーストラリア下院(定数150、任期3年)選挙は即日開票され、イラク派遣部隊の段階的撤退を主張する野党・労働党が、ハワード首相(68)率いる与党・保守連合(自由党、国民党)に勝利した。ABC放送によると、ハワード首相は労働党のラッド党首(50)に電話し、敗北を認めた。労働党の政権奪取は11年半ぶり。長期政権が続いたハワード首相に対し、政権刷新を訴えたラッド氏への国民の期待感が示された。
 選挙委員会によると、開票率68.26%の段階で、獲得議席は労働党72(前回選挙は60)。保守連合49(同87)で大きく差がついた。ABC放送は労働党が過半数を確保したと報じ、さらに得票を伸ばしていることから、圧勝する可能性がある。ロイター通信は、労働党のギラード副党首が「今夜中に新政府を樹立できそうだ」と述べ、事実上勝利宣言したと伝えた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071124-00000103-jij-int