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2007年11月23日(金) 10時00分

“悪女”米倉涼子のイメチェンは果たして成功するか日刊ゲンダイ

 米倉涼子(32)が勝負をかけてきた。
 米倉は来年1月スタートのドラマ「交渉人〜THE NEGOTIATOR」(テレビ朝日)に主演する。このドラマはオリジナル脚本の刑事もので、米倉は正義感あふれる女刑事、警視庁捜査1課特殊班「SIT」の交渉班主任警部補を演じる。米倉は「基本的に私って“強い”“男っぽい”というイメージを持たれるようなので、今回のような役の方がみなさんが『あーなるほどね』と納得してくれるんじゃないかな」と力が入っている。
 米倉がヤル気まんまんなのも無理はない。「ポスト篠原涼子」の座を狙っているからだ。
 米倉は04年のドラマ「黒革の手帖」(テレ朝)で男を手玉に取る銀座のママ役を演じて一気にブレークした。その後、「松本清張シリーズの悪女といえば米倉」というイメージが定着した。
 しかし、このところは悪女役もインパクトが薄れてきたため、路線変更しようというわけだ。
「去年はドラマ『不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜』(フジテレビ)で良妻を演じて方向転換を図りましたが、うまくいきませんでした。そこで、これまでは篠原の独壇場だった“男に引けをとらないくらいバリバリ仕事をこなすカッコイイ女”という役柄にシフトしたのです。夏ドラマ『肩ごしの恋人』(TBS)で米倉が演じた輸入代行会社勤務の三十路OLは、篠原がこれまで演じてきた役とカブるところがあるし、今回の刑事役はモロに篠原の代表作『アンフェア』(フジ)の路線です」(テレビ関係者)
 篠原はオメデタでしばらく女優を休業する。米倉にとっては、絶好のタイミングだ。
 ドラマへ向けて、最近の米倉は一気に露出を増やしている。高級ブランドのパーティーやイベントに相次いで出席し、「ユニチカマスコットガール」の発表会見や、六本木ヒルズの「クリスマスイルミネーション点灯式」にも顔を出した。
 米倉の怒涛の攻勢は功を奏すだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071123-00000002-gen-ent