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2007年11月23日(金) 10時00分

住信、あおぞら銀が業務提携日刊ゲンダイ

 住友信託銀行とあおぞら銀行は20日、不動産関連、信託・財産管理、資産運用の3分野にわたる広範な業務提携を行うことで基本合意した。あおぞら銀側には、今回の業務提携をさらに資本提携に発展させる意向もあるとみられ、将来的には、持ち株会社方式などを活用した経営統合につながる可能性もある。
 提携事業の具体的な内容は、両行役員らで構成する合同会議などで今年度中をめどに詰める方向。提携効果を早期に上げるため、可能なものについては年内にも共同の事業を始める。
 あおぞら銀は、経営破綻した旧日本債券信用銀行の業務を引き継いで再建を進め、2006年4月に普通銀行に転換した。
 法人向け融資や資産家層を対象とする個人向け金融業務などを展開しているが、激化する競争を単独で勝ち抜くには基盤が弱く、信託や資産運用分野での提携先を模索していた。
 一方、独立路線を維持してきた住友信託にとっても、あおぞら銀との提携で業務や顧客の幅を広げるメリットがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071123-00000013-gen-ent