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2007年11月22日(木) 10時00分

無印良品 待望の米1号店オープン日刊ゲンダイ

 あの無印良品が先週末、NYに待望の第1号店「MUJI」(直営)をオープンした。
 係員が「Please line straight up(まっすぐに並んでください)」と声をかけたかどうかは定かではない。が、地元のメディアは、マンハッタン島南部ソーホー地区のMUJI店舗前にお客が詰めかけて長蛇の列ができたと報じた。
 このエリアは高級ブティックのほか、人気の雑貨店などが並ぶ有名ショッピング街。1年前にこの地区に出店したユニクロはMUJI店舗のはす向かいだ。無印良品は2002年からNYの美術館の小売り部門に商品を供給してきたが、主に文具類中心だった。今回のソーホー出店で衣料品や家具、食器など生活雑貨も含めた本来の品揃えを実現した。
 ニューヨーカーに聞いてみると——。
「店内が明るくて気分がいい」「アメリカのありきたりのデザインと違って新鮮だね」「Tシャツとかパンツなんかの衣料品に漢字やカタカナ、ひらがなの文字を入れて欲しいね。きっと売れるよ! まだまだ日本ブームだからポイントは高いよ」「最近、中国製品が信用できないから安心して使えるものが欲しいねえ。ユニクロはいい。種類が豊富だし、丈夫で値段も手ごろ。MUJIは品質を大切にし、素材をムダなく生かすようだからイイ線いくはずだよ」
 総じてなかなか好評のよう。前途はけっこう明るそうだがどうか。
「MUJIの評判は以前から凄くよかった」
 NY在住のジャーナリスト、津山恵子氏がこう報告する。
「無印を持ってるというのは、ニューヨーカーの自慢のひとつですね。デザインが米国製よりオシャレなところや、品質のよさが好まれている。だからこそソーホーに出店できたし、メディアも駆けつけたのです」
 MUJIはNYでユニクロとともに、新メード・イン・ジャパンの旋風を起こせるか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071122-00000011-gen-ent