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2007年11月22日(木) 19時22分

捜査書類放置で書類送検 26年と17年、巡査部長2人東京新聞

 埼玉県警は22日、捜査書類を自宅に26年間放置し、発覚を防ぐため引き継ぎ簿を偽造したとして、公用文書毀棄と有印公文書偽造・同行使容疑で警察署勤務の巡査部長(53)を書類送検した。同様に17年間書類を放置していた別の警察署の巡査部長(53)も書類送検した。

 2人が放置した事件は計100件を超え、半数以上が時効になっている。県警は22日付でそれぞれ停職6カ月の懲戒処分とし、2人とも依願退職した。

 県警監察官室によると、引き継ぎ簿を偽造した巡査部長は、1977年から2003年にかけて、越谷署地域課などで扱った66の事件の被害届や実況見分調書を自宅に持ち帰り放置。上司に発覚しないよう引き継ぎ簿を偽造した疑い。「書類を作るのが苦手だった」と話しているという。

 別の巡査部長は1986年から2003年まで、蕨署刑事課などで扱った38事件分を自宅に放置した疑い。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007112201000602.html