2007年11月22日(木) 17時05分

初芝学園　大阪府副知事ら接待　「私学課に人脈つくるため」（産経新聞）

　私立学校の補助金支給などを所管する大阪府私学課長などを経験した府幹部が、府の私学助成を受けている学校法人「大阪初芝学園」（堺市）の関係者と大阪市内の飲食店で複数回にわたり会食していたことが分かった。府綱紀保持基本指針は、特別職を除く府職員が利害関係者から接待を受けることを禁じている。

　同学園によると、少なくとも平成１６年から１７年にかけ、大阪市内で３回会食が開かれ、学園側からは松本茂専務理事ら２〜３人、府側からは山登敏男・現副知事ら私学課長や同課参事などを歴任した幹部２〜３人が出席した。会食は１人１万５０００円程度で、山登副知事は１回出席し、１万円程度、もう１人は５０００円程度を支払ったという。

　松本専務理事は「私学課に人脈をつくるため開いた。お願いや陳情などはしていない」と説明。山登副知事は「指針ができて以降は必ず会費を払っている。職員２人が同席したこともあったが、便宜を図ったことはなく、接待と認識していない」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071122-00000130-san-soci