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2007年11月20日(火) 14時21分

警官、被害者女性に「メル友になって」 茨城県警に苦情朝日新聞

 水戸市内で8月に交通事故に遭った女性(24)が、事故後に水戸署の交番勤務の男性巡査部長(27)から頻繁に訪問を受け、茨城県警に苦情を申し立てていたことが20日わかった。巡査部長は「友達感覚でメールでもやりましょう」と誘ったという。県警は「安心感を与えるつもりだったが、行きすぎがあった」と女性に謝罪し、9月の定期異動で巡査部長を別の署へ異動させた。

 県警監察室によると、女性は8月20日午後、自転車で走行中、乗用車に当て逃げされた。けがはなかった。女性宅近くの交番に勤務し、事故処理にあたっていた巡査部長は23日に女性宅を訪問。「何かトラブルがあったら連絡が欲しい」と、自分の携帯電話の番号を教え、「一人暮らしですか」と話したという。

 その後も不在時に2度訪問。「お久しぶりです。お変わりありませんか。(防犯情報の配信サービスへの)メール登録をお願いします」と書いたパトロールカードを置いていったという。巡査部長は独身だった。

 9月に女性から県警本部に電話で苦情があり、同署が事実を確認。上司が女性に謝罪した。

http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200711200207.html