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2007年11月20日(火) 10時00分

星条旗通りがシャッターストリート化!? 日刊ゲンダイ

 六本木の星条旗通りといえば、隠れ家的なレストランが多い大人向けのスポットとして知られる。旧防衛庁から西麻布の青山墓地下に抜ける道路で、途中に米軍の星条旗新聞社があるため、この名がついた。
 今年、旧防衛庁跡地に東京ミッドタウンがオープン。星条旗通り沿いには国内最大級の展示面積を持つ国立新美術館もできて、今もっとも注目を集めているエリアだ。
「ミッドタウンができてビルの家賃が5倍になった。とてもやっていけないよ」と嘆くのは、このエリアで店を構える飲食店のオーナー。賃料の急上昇で、古くからの店が次々と店を閉めたり、移転したりしているという。地元の不動産屋の説明はこうだ。
「5倍は大げさだけど、3、4年前は賃料が坪単価1.8万〜2万円くらいだったのが、今では坪4万円。小さなクラブじゃ、家賃が2倍になったからといってメニューの価格も2倍にするわけにいかない。こぢんまりした商売だとキツイよね。周辺は古いビルが多いから、これを機に建て替えを考えている大家も多いみたいだよ」
“追い出された”店子もいるらしい。星条旗通りのビル建築ラッシュが始まるかも。六本木はまだまだ変わりそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071120-00000009-gen-ent