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2007年11月19日(月) 01時15分

<大阪市長選>「市政、民に取り戻した」平松氏支援者ら歓喜毎日新聞

 18日投開票された大阪市長選で、初当選した新人の元アナウンサー、平松邦夫さん(59)=民主・国民新推薦。戦後初の純民間出身市長の誕生に支援者らは「市政を官から民に取り戻した」と沸き返った。一方、国政選挙並みの態勢で現職、関淳一さん(72)を支援した自民、公明両党には、予想外の敗北に衝撃が広がった。平松市政は、財政再建などの難題に加え、国政とのねじれや少数与党という議会運営を迫られ、厳しい船出となりそうだ。

 「ほんま、ありがとう」。午後9時10分、平松氏の当選の報が伝わると、大阪市北区の事務所から歓声が上がり、グレーのスーツ姿の平松さんが支援者らにもみくちゃにされながら登場。「大阪を変えてや、という皆さんの気持ちがこういう結果になった」と喜びの声を上げた。

 平松さんは「情報公開すれば、市民が市政に参加しやすくなる。また公開した情報が相手に伝わらないといけない。自分の言葉で市民に訴えかけたい」と抱負を語った。また、少数与党となる議会対応について「対立するところは対立し、共同できるところは共同する」と述べると、支持者から大きな拍手がわき起こった。【大場弘行】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071119-00000001-mai-soci