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2007年11月19日(月) 22時16分

3選に意欲…太田・大阪府知事「申し訳ない」産経新聞

 大阪府の太田房江知事(56)は19日、産経新聞社のインタビューに応じ、産業振興に力を尽くすなど3選に向けて意欲を改めて示した。
 一方で、東京の政治団体が親族のマンションを事務所にしたり、中小企業経営者らとの会合で多額の講師謝礼を得るなど「政治とカネ」の問題で、府議や府民から反発の声が挙がっていることについて、「申しわけないと思っている」と初めて反省の気持ちを表明した。20日の定例会見で「府民にきちんと申し開きする」と言明した。
 また、自身の態度を明らかにしていなかった大阪市長選で、18日に当確が出た段階で民主党、国民新党推薦の平松邦夫氏の選挙事務所に駆けつけたことは、「政令市では礼儀。これから一緒に仕事をする人だし、慣例。(過去2回の選挙で)民主党に支持していただいており、違和感はない」と説明した。
 一方、2期目に取り組んだ成果として、今年7月に堺市への誘致が決まったシャープの大型液晶テレビ向けパネル工場をあげ、「経済活力を増し、いかに成果を府民の暮らしに届けていくかということ」として、3期目に向けて意欲を示した。
 知事選は1月10日告示、同27日投開票。太田知事は29日にも正式に3選に向け立候補を表明する。すでに弁護士の梅田章二氏(57)が共産推薦の無所属での出馬を決めている。

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