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2007年11月19日(月) 00時00分

お茶をかけない 漁師の鯛茶漬け朝日新聞

 「生け魚のお造りよりうまい」と佐賀・呼子(よぶこ)の漁師たちが舌鼓を打つという漬(づ)け丼。そのぜいたくな船上料理を手軽に楽しめる一品を、大丸神戸店地階の「萬坊」で見つけた。

天然鯛茶漬け

 「天然鯛(たい)茶漬け」。玄海の速い潮でもまれ、プリッと身が締まった天然マダイを使用。釣り上げてすぐ刺し身にし、みりん、しょうゆ、酒、ゴマなど、地元産の調味料をブレンドした特製ダレにじっくりと漬け込む。釣ったばかりの魚はうまみ成分が少ないため、最低3時間は浸した後で急速冷凍して鮮度を保つ。

 味わい方はいたってシンプル。茶漬けといってもお茶もお湯もかけないのが呼子流だ。「アツアツのご飯にのせ、ワサビ、大葉などの薬味を添えてガッと一気にかき込む。これが一番」と売り場担当の中川政子さん。そのまま酒のさかなにもよく、熱湯で茶漬けにする“おさゆがけ”もおいしい。冷凍・未開封で日持ちは約1カ月。1瓶200グラムで、2310円。

(アサヒ・ファミリー・ニュース社 小池 愛)

http://www.asahi.com/kansai/taberu/depa/OSK200711190009.html