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2007年11月19日(月) 10時00分

なぜか空前のブーム「ねこ鍋」の次は「ブサ猫」日刊ゲンダイ

 土鍋に数匹の猫がギュウギュウに詰まった「ねこ鍋」がブームだが、どういうわけか器量がイマイチの「ブサ猫」まで人気急上昇中だ。ブサ猫の日常をとらえた写真集「まこという名の不思議顔の猫」(中央公論新社)が8万部を突破、大ヒットしている。
「可愛い猫の本はたくさんありますが、ブサイクな子は珍しかったようで“猫好きではなかったけど、思わず買ってしまった”という読者が結構います。ブサイクな猫の方が親しみやすいのかもしれません」(担当者)
 こうも間口が広いと、お犬さまの“権威”もそろそろ失墜か。マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏はこう言う。
「犬連れがステータスになるほど、犬は高級化し過ぎた。美容室に通わせたり、飼い主と外食したりと人さま以上の扱いで、犬関連ビジネスは出尽くした感がある。それもあって相対的に猫の注目度が上がっています。猫はトイレのしつけさえすれば、お金のあるなし関係なく飼えるところが魅力。中でもブサ猫は表情に妙な人間味があるし、“完璧じゃなくたっていいじゃん”という人間心理を投影できるのでしょう」
 猫の復権までもう一歩だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071119-00000008-gen-ent