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2007年11月19日(月) 10時00分

組織ぐるみか「船場吉兆」強制捜査日刊ゲンダイ

 高級料亭「吉兆」グループの船場吉兆(大阪市中央区)の偽装表示問題で、大阪府警生活環境課などは16日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、同社本店を家宅捜索した。
 北海道の「ミートホープ」、秋田県の「比内鶏」に続き、食品偽装が強制捜査に発展する事態になった。
 これまでの農水省の調査で、船場吉兆がブロイラーを地鶏と偽ったり、佐賀や鹿児島産の牛肉を但馬牛と偽装したりして販売していたことが判明。同課は虚偽表示に当たる可能性が高いとみて資料を押収、分析を急ぐ。
 船場吉兆は牛肉の偽装について「管理不足。認識が甘かった」と会社ぐるみでの行為を否定しているが、偽装問題の発端となった福岡市の店舗のパート女性らは菓子類の製造年月日の改ざんを「取締役から指示された」と証言しており、同課は組織的関与の有無について解明を進める。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071119-00000013-gen-ent