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2007年11月19日(月) 18時58分

マクドナルド会長らから7千万詐取、元IT関連社長を逮捕読売新聞

 架空の投資話を持ちかけ、ハンバーガーチェーンの日本マクドナルド(東京都新宿区)の会長ら2人から計7000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は19日、東京都渋谷区広尾3、無職林茂道容疑者(49)を詐欺の疑いで逮捕した。

 調べによると、林容疑者は2002年5月〜6月、いずれも知人だった原田泳幸・日本マクドナルド会長(58)と、法律事務所勤務の男性(63)の2人に、「証券会社からファンドの仲介を依頼されている。『お土産玉』と称する利回りがつくので、必ずもうかる」と偽り、原田会長から5000万円、男性から2000万円をそれぞれ銀行口座に振り込ませた疑い。

 紡績会社で資金運用などを担当した経験がある林容疑者は当時、コンピューター関連会社を経営しており、「会社の運転資金が必要だった」などと供述している。原田会長も、アップルコンピュータ日本法人の社長を務めていたことから林容疑者と知り合ったとみられ、別の投資話に出資したこともあるという。その後、05年3月に日本マクドナルドの会長に就任した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071119i311.htm