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2007年11月17日(土) 02時31分

<ネット流出>ヤフー子会社の広告主情報2万8157件毎日新聞

 「ヤフー」(東京都港区)の子会社でネット広告大手「オーバーチュア」(同)の契約社員が、広告主2万8157件の住所、電話番号、Eメールアドレスなどの情報をファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じてインターネット上に流出させていたことが分かった。オーバーチュアは、1カ月ほど前に情報漏れを把握していたが、広告主に伝えていなかった。

 同社によると、顧客リストの作成を担当していた契約社員が、契約期間中の今年3月から8月末までの間に、広告主企業の情報を自宅パソコンで作業。このパソコンがウィニーによりウイルスに感染していたため、情報が流出した。流出情報には広告主の担当者名や広告代理店名などがあるという。

 親会社のヤフーが9月以降に実施した調査で流出が判明したが、両社ともに公表しなかった。オーバーチュアの竹尾直章副社長は「流出が明らかになれば、情報がさらに拡散して2次被害を生む恐れがあった。顧客のためには公表しない方がいいと判断した」と説明している。【杉本修作】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071117-00000008-mai-soci