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2007年11月16日(金) 00時00分

紀元会事件窪田被告、主導を否認読売新聞

地検と真っ向対立

 小諸市の宗教法人「紀元会」の会員で、すし店経営奥野元子さん(当時63歳)が集団リンチを受けて死亡した事件をめぐり、21人に続いて傷害致死容疑で逮捕された女性会員7人の刑事処分について、16日にも長野地検の判断が下される。15日には、犯人隠避教唆容疑で再逮捕された窪田康子被告(49)(傷害致死罪で起訴)の拘置理由を開示する法廷が長野簡裁で開かれた。窪田被告は「(奥野さんの夫の)和宏被告から『家でやったことにする』と言われた」として主導性を否認、地検と真っ向から対立している。

 地検は、会創設者の娘で、後継ぎの姉にもあたる窪田被告を事件の首謀者とみている。中林清則裁判官は、拘置理由について「幹部で大きな影響力があり、罪証隠滅や逃亡の恐れがある」と説明した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news001.htm