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2007年11月15日(木) 10時00分

NHK ヨン様ドラマで二匹目のドジョウ日刊ゲンダイ

 やはり頼りになるのはヨン様か。大河ドラマ「風林火山」の視聴率が伸び悩んでいるNHKが、ペ・ヨンジュン(35)の主演ドラマで二匹目のドジョウを狙っている。
 11日、総合テレビで予告編が放送された「太王四神記」だ。 まず、12月11日からハイビジョンで日本語字幕版を放送。来年4月からは日本語吹き替え版の再放送をBS2で予定しているのだ。
 ドラマは、5世紀前後に中国からの侵略を防いだ実在の高句麗・第19代王(タムドク)の生涯を描く。ヨン様にとっては「冬のソナタ」以来、5年ぶりのTVドラマで、全24話で50億円という巨額の制作費も話題になった。韓国では9月から放送がスタートし、最高31.9%の視聴率を記録している。
「NHKは、この『太王四神記』の2年間の国内独占放映権を取得しました。『冬のソナタ』で大ブレークしたヨン様とはいえ、まだ始まってもいないドラマの再放送スケジュールをNHKが組むのは異例です。狙いはハイビジョンやBSの普及。ヨン様の人気を当て込んでいるのでしょう」(民放関係者)
 便乗商法も過熱ぎみだ。メーキング映像などを収録したDVDは15万枚を突破し、1万2000円もする公式写真集や1万2600円の公式香水もバカ売れしている。
「4年前に『冬のソナタ』を放送した際は、NHK側の期待も低く、放映権料も数千万円と安く購入できた。それが今回は、億単位の放映権料を払ったとされます。ただ、『冬のソナタ』の大ヒットにあやかり、2年前にBS2でヨン様の主演ドラマ『初恋』を放送したが、さほど話題にならなかった。『太王四神記』は、古代朝鮮の歴史物語。日本の主婦層がどこまで興味を持つか未知数です」(民放関係者=前出)
 NHKのもくろみ通りに運ぶのか。カギは、関心がハンカチやハニカミに移っているオバサンが握っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000002-gen-ent