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2007年11月14日(水) 09時01分

戦争継続の経済負担は約390兆円=イラク・アフガン駐留で試算−米民主党時事通信

 【ワシントン13日時事】リード米上院院内総務、ホイヤー下院院内総務ら民主党指導部は13日、2017年までイラク・アフガニスタンに米軍が駐留した場合の経済的負担が3.5兆ドル(約390兆円)に達するとの上下両院合同経済委員会の試算を発表した。リード院内総務は会見で「われわれにはこれだけの戦費を負担する経済力はない」と述べ、早期撤退の必要性を訴えた。
 米議会予算局は先に、部分的撤退を前提にしても財政負担が17年度までに最大で累計2.4兆ドル(約270兆円)に達するとの推計をまとめている。今回の試算はこれら財政負担に、軍事作戦の継続に伴う原油高、傷病兵増加による医療費増、生産性低下など財政以外の「隠れた」経済コストを加味した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000022-jij-int