記事登録
2007年11月14日(水) 12時05分

香取の変死体:同僚3人を再逮捕 工場経営者ら、死体遺棄容疑 /千葉毎日新聞

 香取市織幡で8月、中国籍の縫製作業員、尹勇三さん(当時48歳)が自宅の2階から転落死した事件で、県警捜査1課と香取署は13日、尹さんの勤務先の縫製工場経営者、姜大昌被告(50)=入管法違反罪で公判中▽同僚の劉建奎(37)、朴万興(52)の両被告=いずれも同罪で起訴=を、死体遺棄容疑で再逮捕した。県警は尹さんの死亡の経緯について3人を追及する。
 調べでは、姜容疑者らは8月11日午前4時すぎ、自宅2階窓から落ちて即死したとみられる尹さんの遺体を1階台所に遺棄した疑い。姜容疑者の知人が3日後に、「民家に死体がある」と同署に通報し、発覚した。
 姜、朴両容疑者は全面的に容疑を認め、劉容疑者は一部否認しているという。劉容疑者は死亡の経緯について、「尹さん、朴容疑者らで酒を飲んで寝ていた。明け方に音がしたので起きたら尹さんが死んでいた」などと供述している。
 姜容疑者は自宅敷地内で縫製工場を経営。尹さんや劉、朴両容疑者を含む中国籍の7人が共同で生活し、工場に勤務していた。いずれも不法残留で、事件直後に逃走。同課などがうち6人を捜し当て、同法違反容疑で逮捕した。【山本太一】

11月14日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000130-mailo-l12