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2007年11月14日(水) 12時01分

「抗がん剤」称し未承認薬販売=中国から輸入、業者を再逮捕−警視庁時事通信

 東京都中野区の輸入代行会社「東洋漢方研究所」が未承認漢方薬を「抗がん剤」として宣伝した事件で、警視庁生活環境課は14日、承認前の医薬品を販売したとして、薬事法違反の疑いで、同社社長宮沢宏容疑者(43)=港区高輪=ら2人を再逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
 宮沢容疑者らは2005年ごろからホームページで、「最強の抗がん剤」などとして商品名や効能を宣伝。薬事法に抵触しない「個人輸入の代行」を装ったが、実際には顧客らの注文で中国から大量輸入し、仕入れ値の約3倍で販売していた。都が2品目を検査した結果、精力剤や食あたり用の薬に含まれる成分があり、がんには効かなかった。顧客には末期がん患者ら約1万人がいたが、体調が悪化した人もいた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000052-jij-soci