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2007年11月14日(水) 12時01分

リッチランド会長に懲役12年求刑=海外投資詐欺−東京地裁時事通信

 採算の見込みがない海外投資話で出資金をだまし取ったとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪に問われた健康食品会社「リッチランド」会長の佐伯万寿夫被告(61)らの論告求刑公判が14日、東京地裁(福崎伸一郎裁判長)で開かれ、検察側は佐伯被告に懲役12年、元幹部5人に同10〜5年をそれぞれ求刑した。佐伯被告らは大筋で起訴事実を認めている。
 論告で検察側は「会員5000人から150億円余を集金した。被害者の財産的、精神的被害は甚大」と非難。佐伯被告について「反省は認められず、今後もマルチ商法組織の設立など同様の活動を続けるのは確実」と指摘した。
 起訴状によると、佐伯被告らは2004年2月から05年6月にかけ、配当金を支払う見込みがないのに、「海外投資で多大な利益を上げており、一口50万円で会員になると5年後に100万円が支払われる」と虚偽説明し、29人から計約2億700万円をだまし取った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000050-jij-soci