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2007年11月13日(火) 11時04分

韓流ドラマの感動で、ボケ防止!〜「ヨン様、チェ・ジウ様、有難う」ツカサネット新聞

日本は少子・高齢化社会の矛盾をいっそう深めており、老人の医療費が相当な財政負担となっています。政府も自治体も民間も個人も、真剣にこの問題に取り組んでいいく必要があると思います。それはそれとしまして、ちょっとした思いつきですが、韓流ドラマブームのもたらした意外な効用について、誤解を恐れず大胆な「仮説」を記してみます。

一つは、言語の問題です。
専門家ではないので、学術的な話としてではなく聞いていただきたいのです。ハングルは幸いなことに、日本語の音素組み合わせには無い音素ヴァリエーションの宝庫のようです。ですから、お気に入りの俳優の名前を覚えるのに要する心的エネルギーは、ボケ防止に有効のように思います。

本来、人間の言語活動は大脳の言語中枢、運動性言語野「ブローカ中枢」「構音、発話」と感覚性言語野「ウェルニッケ中枢」「言語聴覚」などを駆使していると言われています。それらの部位が活発に使用されることにより、血流が増す、そうすればボケの進行を抑止できる、と言うことになります。

ところが日本語とか聞きなれた英語だけの知覚、認知、再生では神経線維シナプスの新規形成が促進されません。ここで登場したのが韓流ドラマです。まさに、天からの恵みです。

だからこそ韓流ドラマのような、人間感情を素直に描き、娯楽性にも優れたものの鑑賞を通して、俳優の名前の発音を意識し、覚えようとするなら、新規シナプスの形成によりボケは相当予防できるのではないでしょうか。ましてや、神経回路の新規形成と強化には反復のみならず、感情の高揚による神経興奮が有効と言われているのですから、なお更です。

二つ目は、「ヨン様、チェ・ジウ様、有難う」です。

「心が洗われる」という表現があります。自然科学が十分に発達していなかった時代、デカルトの心身一元論は観念論者によって否定されていました。しかし、その後科学の発達により、「心もまた物質的生理的状態の反映」とまで言い切る科学者が現れている今日、「心が洗われる」という物理的現象のたとえは十分に根拠ある表現であることに気付きます。

それは実際に経験することです。悪い話よりは美談を聞いて感激した人の表情の方が美しい。また、ヨン様やチェ・ジウ様の出演ドラマを観て、それらの人物を共体験した人が「擬似幸福感」を抱くのは心理学的メカニズムです。

その効用は大です。男でも鏡を見るのは当然です。気のせいか、顔の皺が若干少なくなったように見えます。青春時代の心に戻ったことによる生理学的変化の表れなのではないかと考えてしまいます。「歌を忘れた」人々は、こうやって良い映画、ドラマをいっぱい観たほうが良いでしょう。

だからこそ、人間の感情の素晴らしさを表現してくれた韓流ドラマの主役、脇役(本当に感情表現が直裁で好感が持てる)の皆さんに、そして、言うまでも無いですが、男惚れするほど品の良い「ヨン様」を「追っかける」女性の皆さんに、幸多かれと申し上げます。もちろん、「チェ・ジウ姫」に思いを馳せる男性諸氏にも。


(記者:すばる)

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