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2007年11月13日(火) 01時23分

大阪市長選 平松氏が一歩リード 本社情勢調査朝日新聞

 18日に投開票される大阪市長選に向けて、朝日新聞社は10、11の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報もあわせて中盤の情勢を探った。元毎日放送アナウンサーの平松邦夫氏が一歩リードし、現職の関淳一氏が懸命に追い上げている。元共産市議の姫野浄氏と元大阪市立大教授の橋爪紳也氏、人材派遣会社員の藤井永悟氏は伸び悩んでいる。ただ、投票態度を明らかにした人は6割にとどまり、終盤に向けて情勢は流動的だ。

 投票態度を明らかにした人の中で分析すると、平松氏は、民主支持層の8割弱をまとめ、自民支持層からも2割の支持を得ている。無党派層の支持も4割ある。男性からの支持が厚く、年代別では30〜50代で関氏に差をつけている。

 関氏は、女性からの支持が多めで、平松氏と拮抗(きっこう)している。70歳以上の支持は平松氏を上回る。自民、公明両党から推薦を受け、公明支持層はほぼ固めたが、自民支持層からの支持は6割にとどまっている。無党派層からの支持も3割と平松氏におよばない。

 姫野氏は共産支持層の9割を固めた。橋爪氏は支持に広がりがみられない。

http://www.asahi.com/politics/update/1112/TKY200711120286.html