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2007年11月13日(火) 23時24分

国会図書館も収蔵…「男性器」写真集わいせつ認定、見直しも産経新聞

 国内で販売されていた写真集を国外に持ち出し、再び持ち込もうとした際に「わいせつ物に当たる」として輸入禁止処分にされた東京の出版社社長の男性が、国に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は13日、弁論を来年1月22日に開くことを決めた。写真集をわいせつと認め、男性逆転敗訴とした2審・東京高裁判決が見直される可能性が出てきた。
 問題になったのは米国の著名写真家、ロバート・メイプルソープ氏撮影の写真集で、男性器を写したカットが掲載されている。米国の著名出版社が出版し、国内では平成6年に一般販売された。国会図書館にも収蔵されている。
 1審・東京地裁は「写真集は国内で芸術的書籍として流通していた」として禁制品には当たらないと判断し、国に70万円の支払いを命令。2審判決は「写真集は健全な性道徳観念に反する」と判断していた。

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