2007年11月13日(火) 12時35分

大島部屋へのトラック突入事件で組員ら逮捕（産経新聞）

　大相撲の大島部屋（東京都墨田区）に昨年１１月、無人のトラックが突っ込むなどの嫌がらせが相次いだ事件で、警視庁組織犯罪対策４課は建造物損壊などの疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部、大川芳文（４６）＝千葉県我孫子市＝と同組員、北畠茂徳（３０）＝茨城県小美玉市＝の両容疑者を逮捕した。
　大島部屋をめぐっては事件直後、所属していた元小結、旭鷲山関＝本名、ダバー・バドバヤル＝が突然、引退を表明。今年７月には、モンゴルの金鉱山開発をめぐるトラブルから旭鷲山関を脅したとして、大川容疑者らと近い組の組長らが逮捕＝後に起訴猶予処分＝されており、旭鷲山関は「脅迫も引退の一因」などと話していた。
　調べでは、大川容疑者らは平成１８年１１月１１日未明、大島部屋の玄関ドアにトラックを後進させて衝突させ、玄関の柱や自転車など（計５万円相当）を損壊した疑い。
　大川容疑者らはいずれも容疑を認めている。トラックは犯行直前、埼玉県上尾市の資材置き場から盗んだものだった。
　同課では、ほかにも大川容疑者らと同じ組に所属するもう１人の組員が事件に関与しているとみており、逮捕状を取って行方を追っている。

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