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2007年11月13日(火) 12時42分

仙台暴力団抗争で山口組系宅見組捜索 宮城県警産経新聞

 仙台市で今年3月、指定暴力団の抗争に絡み住吉会系組員ら2人が発砲され重傷を負った事件で、宮城県警は13日、殺人未遂容疑で大阪府中央区の山口組系宅見組本部などを家宅捜索した。県警は宅見組の組員が発砲したものとみてこれまでに同組組員ら23人を逮捕、事件の全容解明を進める。
 県警は実行犯の1人を宅見組組員の畠山博貴容疑者(40)と断定、殺人未遂容疑で逮捕状を取るとともに、もう1人の実行犯も同組関係者とみて2人の行方を追っている。宮城県内をはじめ、関東や関西の宅見組事務所など80カ所以上を捜索してきたが、実行犯の逮捕にはいたらず、本部への家宅捜索に踏み切ることとなった。
 調べでは、畠山容疑者らは3月30日午後10時半ごろ、仙台市青葉区のマンション踊り場で、住吉会系組員と準構成員に数発発砲し、背中や太ももに重傷を負わせた疑い。
 仙台市内では、同月25日に発生した山口組系組員と住吉会系組員のみかじめ料をめぐるトラブルが抗争に発展。集団暴行や傷害事件が相次いだ。
 銃撃された住吉会系組員らが撃たれた際、発砲した男の顔を目撃していたことや、すでに逮捕されている組員の供述などから、畠山容疑者による犯行である疑いが浮上したという。

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