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2007年11月12日(月) 10時00分

話題作を次々と世に送り出す制作会社「ロボット」の評判日刊ゲンダイ

 映画界の隠れたヒットメーカーが話題になっている。「ROBOT(ロボット)」という映画製作会社で、製作にかかわった主だった作品の興収だけで、500億円を突破しているからスゴい。
 ロボットは昨年4月にIMAJICAと経営統合したイマジカ・ロボットグループの中核会社。社長は元CMディレクターで、95年にヒットした「Love Letter」で映画界に進出した阿部秀司氏(58)。社員は約150人。当然ながら利益も倍々ゲームで伸びている。
 作品を挙げると、35億円のヒットになった「ALWAYS 三丁目の夕日」、現在公開中で興収予想70億円の「続・三丁目の夕日」、2作で274億円を叩き出した「踊る大捜査線」シリーズ、「踊る」シリーズのスピンオフ作でいずれも40億円以上の「真下正義」と「室井慎次」、さらにシリーズ2作で90億円を超えた「海猿」など。
「ロボットは実写映画の製作会社としては業界のトップ企業。最近は“アニメのジブリ、実写のロボット”といわれています。同社は『踊る』『海猿』ではフジテレビと組んで製作を手がけたのですが、『三丁目』は日本テレビとタッグを組みました。ロボットはCGなどの技術的なノウハウに優れた会社で、民放各局の“ロボット詣で”が激しくなるでしょう」(映画関係者)
 邦画は同社がなければ成り立たないということになるのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071112-00000006-gen-ent