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2007年11月12日(月) 10時00分

文化人路線で金儲けに走る松本人志に苦言!日刊ゲンダイ

 1位・松本人志、2位・蛯原友里……。来年のカレンダーの予約販売ランキング(Amazon.Co。Jp集計、8日18時)の順位である。アイドルや韓流スターならともかく、お笑い芸人の松本がトップにランクインするとは意外だ。そんな松本に対して「いくらなんでもあざとすぎる」という声が上がっている。
 松本のカレンダーは今月10日に発売される「松本人志のちょっとした言葉カレンダー2008」(ワニブックス)。3日めくり方式で、1枚ごとに松本の言葉が添えられている。哲学的な格言めいたものから笑える一言まで、これまでさまざまなメディアで発言してきた計122言の“松本語録”が売り物だ。
 このところの松本は文化人路線がやたらと加速している。これまでも著書を定期的に出版し、アルバムジャケットのデザインを手掛けたこともある。雑誌で人生相談や映画評の連載も続けている。今年は監督デビュー映画「大日本人」が公開され、監督作品第2弾も進んでいる。そして今度は“語録カレンダー”である。
「以前から松本は“自分は他の芸人たちとは違うんだ”“自分の笑いを理解できない人間はお笑いを分かっていない”といったカリスマ的な雰囲気を売りにしていましたが、最近はそれがより表面に出てきて鼻につくようになってきた。そうしたカリスマイメージを利用して商売をしているような計算を感じます。お笑い芸人が文化人路線に進むケースはビートたけしも同じですが、松本にはわざとらしさが漂っている。芸人として才能があるのは間違いないのだから、余計なことはやめるべきですよ」(放送評論家の松尾羊一氏)
 正統派お笑い番組「人志松本のすべらない話」(フジテレビ)のDVDは3巻で113万本も売り上げている。しかし、現在放送中のダウンタウンのレギュラー番組4本はいずれも視聴率が1ケタ前後に落ち込み、打ち切りの話も持ち上がっている。やはり、もっと本業のお笑いに力を入れた方が本人にとってもプラスだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071112-00000001-gen-ent