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2007年11月12日(月) 11時41分

北京でも少子化 「二人目産む」は28%ツカサネット新聞

北京大学で4日に閉幕した2007年「北京フォーラム」で、北京行政学院の侯亜非・教授は、同市では半数以上の一人っ子の男女が自分たちの子供も一人とする考えであることが分かったと発表した。
 
侯教授は2006年、北京市内の一人っ子の男女を対象に調査を実施。それによると、二人目の子供を生むことが政策的に認められたとしても、子供は一人とする一人っ子の男女が大半を占めた。二人目の子供を生むと明確に答えた男女はわずか28%だった。一方で父親・母親世代のうち52%の回答者は、政策上の問題がない前提で子供が二人目の孫を生むことに賛成を示した。

中国では、夫と妻がいずれも一人っ子の場合は二人目の子供を産むことが認められている。それにもかかわらず、北京市では大半の男女が自分たちの子供も一人とする傾向が強く、高齢化による将来の社会問題が懸念されている。

(記者:北京ニュースネット)

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