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2007年11月12日(月) 17時41分

鯖江市公式ホームページにウイルスが埋め込まれる改竄が発生Scan

 福井県鯖江市は11月8日、同市のホームページにおいて、ページが改竄され不正なプログラムが埋め込まれていたことが判明し、ホームページの公開を停止していたが、暫定運用のための代替サーバの準備ができデータの準備が整ったことからホームページの公開を再開したと発表した。また、再開にあたって現在までの対応状況について公表している。

 11月7日15時05分頃、鯖江市役所職員が鯖江市公式ホームページを閲覧時にウイルスを検出することを確認した。調査の結果、鯖江市公式ホームページで公開中のすべてのページが改竄され、不正なプログラムが埋め込まれていたことが判明した。これにより、ホームページを閲覧した利用者のPCに不正プログラム(コンピュータウィルス)をダウンロードさせられるという状態になった。サーバ内の記録によると、不正なプログラムが埋め込まれた時間は11月7日14時50分頃であることが判明している。

 不正プログラムが埋め込まれていたサーバは、一般公開用の環境からは切り離された状態になっており、運営管理委託業者にて不正アクセスやウイルス感染状況、原因について現在も調査を継続中だという。鯖江市公式ホームページ閲覧によって、ウイルス感染の可能性があった時間帯は11月7日の14時50分から18時53分までで、この時間帯には483名がホームページを閲覧した。

【セキュリティ用語解説】
ウイルス(Virus)とは
https://www.netsecurity.ne.jp/dictionary/virus.html



【関連リンク】
福井県鯖江市:鯖江市公式ホームページ再開について
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=4968

IPA/ISEC、10月のコンピュータウイルス・不正アクセス届出状況を発表
https://www.netsecurity.ne.jp/1_10389.html
バナー広告をマルウエア配布手段として利用する攻撃
https://www.netsecurity.ne.jp/2_10148.html
トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポートを発表
https://www.netsecurity.ne.jp/1_9943.html
反米運動のために国連サイトを改ざん
https://www.netsecurity.ne.jp/2_9890.html


この記事は有料会員制セキュリティ情報サービス Scan のニュースの一部を抜粋し掲載しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071112-00000003-vgb-secu