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2007年11月11日(日) 11時02分

詐欺:労基署から補償金、3容疑者逮捕−−湯沢署 /秋田毎日新聞

 労働基準監督署から補償金などをだまし取ったとして、湯沢署は10日、本籍羽後町で住所不定、無職の高久良一(54)▽横手市朝日が丘3、パート職員、土崎由紀子(54)▽湯沢市小野、タクシー運転手、相川清二(58)——の3容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
 調べでは、高久容疑者は今年2月、土崎容疑者を経営者と装った架空の会社の従業員を名乗って横手労基署を訪れ「通勤途中にけがをした」などと申告。労働保険に関する申し込みと、会社所在地を相川容疑者の自宅住所に変更する手続きをした。4月には同労基署に災害休業補償金と休業中の賃金請求の手続きをし、架空会社名義の口座に計約20万円を入金させ、だまし取った疑い。
 同労基署が8月下旬、湯沢署に告発していた。いずれもおおむね容疑を認めているという。高久容疑者は土崎両容疑者と中学校の同級生で、相川容疑者とは約20年前に仕事で知り合ったらしい。高久容疑者が会社所在地を変更した理由など、詳しい経緯を追及している。【岡田悟】

11月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071111-00000049-mailo-l05