記事登録
2007年11月11日(日) 10時00分

売れ行きとCMタレントの気になる“関係”日刊ゲンダイ

 10月の車名別新車販売ランキングが発表された。相変わらずワンツーは軽自動車で、ワゴンR(スズキ)が9カ月連続で首位をキープし、ムーヴ(ダイハツ)が次点。その後をカローラ(トヨタ)、ヴィッツ(トヨタ)、フィット(ホンダ)と続く。
 実はこの新車の売れ行き、テレビCMが大きく影響している。CM総合研究所代表の関根建男氏はこう言う。
「今年は、クルマの売れ行きとCM好感度がビックリするほど比例しています。飲料や化粧品などの比較的手頃な商品はCMが当たるとモノも売れるのですが、100万円単位のクルマでこの傾向は新しい動き。各社ともCMに力を入れており、出稿量、製作費などは前年以上。その通りの結果が出てきています」
 ワゴンRは無名の外国人を起用しているが、ムーヴは仲間由紀恵&草野仁と柴咲コウの2パターンを展開。ヴィッツは記者に扮する後藤久美子が軽快に愛車を乗り回し、カローラには少し前まで明石家さんまとキムタクが出ていた。
「この半年にオンエアされた約70車種のうち、ムーヴとカローラは自動車CMジャンルの好感度ベスト10に入っています。人気タレントの起用で好感度が約50%上がるので、有名人を使いたがるトヨタやダイハツは訴求力が高いといえます」(前出の関根氏)
 道理で、クルマのCMにはギャラの高そうなタレントがいっぱい出ているわけだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071111-00000014-gen-ent