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2007年11月11日(日) 10時00分

「レコーダー」「薄型テレビ」ここを見て選べ日刊ゲンダイ

 この冬の賞与で、薄型テレビやレコーダーを買いたいという読者も多いはず。そんな人のために選び方のポイントをチェックした。
〈価格は大手家電店の実勢価格(税込み)〉

【薄型テレビ編】
◆2台目なら基本性能に絞り込んだ液晶テレビ
 液晶テレビのメリットは画面の細かさにある。いろんなモデルが出ているが、シンプルさでいくと基本性能に絞り込んだ「アクオス」のハイビジョン「D」シリーズ。
「“2台目だから余計な機能はいらない”という人にオススメです。画面サイズは20〜32インチ。書斎などで、ひとりで見るのにふさわしいと思います。低価格ながら画面のコントラストもしっかりしてますよ」(シャープ)
 価格は20インチで8万4800円。

◆スポーツや映画に最適なプラズマテレビ
「今のテレビは液晶だから、買い替えるときはプラズマテレビにしたい」という声を聞く。プラズマテレビはどんな利点があるのか。松下電器広報グループに聞いた。
「プラズマは画面の激しい動きを、残像を出さずクリアに映すことができます。また色に落ち着きがあるので、やや暗い部屋で見ると重厚感が出ますよ」
 スポーツ番組の素早い動きに対応。部屋を暗くして映画を見るのに最適だ。「ビエラTH—37PX70SK」は37インチで17万8800円と値段も手ごろ。

【レコーダー編】
◆とりたい番組がすぐに見つかる
 DVDレコーダーはハイビジョン録画ができ、メカオンチも簡単に使えるタイプを選びたい。松下電器の「ディーガ」は録画したい番組がすぐに見つかる“ジャンル別番組表”機能がウリ。映画や音楽など12種の中から希望のジャンルを選ぶと、対象番組をハイライト表示してくれる。またテレビが同社のビエラなら、ビエラのリモコン操作1回で録画をスタートさせるリンク機能を使える。「ディーガDMR—XW100」(8万9800円)は高画質のHGモードで40時間の録画が可能だ。

◆アナログ感覚でブルーレイを使いこなす
 シャープは10月に「ブルーレイディスクレコーダーBDAV1」(9万9800円)を発売した。
「ビデオデッキでテープに録画するアナログ感覚でブルーレイディスクに録画できます。リモコンのボタンを極力少なくしているため、メカが苦手な方にも使いやすいはずです」(シャープ)
 1層ディスク対応で、1枚に約3時間の録画ができる。このほか東芝はHD—DVDの「ヴァルディア」の新製品を12月に発売する。10万円を切るとみられているため、年末商戦で注目を浴びそうだ。

≪老人にはフルハイビジョン≫
 大きな売り場でテレビを選ぶときは慎重にサイズを選んでください。目安は6畳の部屋で32〜42インチ、8畳で42〜50インチです。お年寄りにはフルハイビジョンのほうがいいでしょう。画面のギザギザがないため、目に優しいからです。
 ビデオデッキ機能付きのDVDレコーダーでテープをDVDに保存する人がいますが、近い将来DVDがなくなりブルーレイディスクなどが主流になる可能性もあります。そのときまたDVDからブルーレイに保存しなおすのは二度手間になるので、保存作業は少し待ったほうがいいのではないかと思います。
(メディア評論家・美崎薫)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071111-00000008-gen-ent