記事登録
2007年11月11日(日) 10時00分

この人に直撃! 横山めぐみ(女優)日刊ゲンダイ

 デビュー21周年とは思えない可愛らしさを持つ女優さんだ。「北の国から」の清純な役柄から「真珠夫人」で見せたセクシーで妖艶(ようえん)な大人の顔までその演技の幅は広い。現在撮影中の「お江戸吉原事件帖」(テレビ東京系金曜夜8時〜)では初の殺陣にも挑戦している。

 今回のドラマは吉原が舞台の人情ありアクションありの時代劇だ。
「アクションはほとんどやったことがないので、殺陣では毎回アザや擦り傷ができちゃいますね。自分で自分を刺しちゃったりとか(笑い)。でも、現場でアイデアを出し合いながら撮影するのが本当に楽しくてしようがないんです」
 時代劇撮影所の老舗・太秦撮影所も初体験だ。
「実はいろんな役者さんから“厳しいから大変だよ〜”って聞いていて、最初は怖かったんです。でも皆さんプロフェッショナルで、私たちがちゃんとやれば凄く可愛がってくれるんです。今回は撮影前に殺陣で使う小太刀を京都まで通って練習したんですが、おかげでやる気を認めてもらえたのかもしれませんね」
 共演陣も美女揃い。東ちづる、萬田久子、小林恵美とのチームワークの秘訣は「お酒」のようだ。
「みんなお酒が飲めるので、撮影が早く終わったりすると、ゴハンやお酒に繰り出して男性タレントの話とかで盛り上がっています。萬田さんが郷ひろみさんの大ファンでCDまで貸していただいたんですけど、このあいだ、偶然レストランで郷さんにお会いしたのを話したら、『あら、ズルイじゃないの』なんてうらやましがられちゃいました」
●お酒 実はかなりの酒豪である。
「お酒は毎日飲んでます。飲むことで一日をリセットしているので、飲まないと眠れない。一人でも飲みに出ちゃうので、今回の撮影の間に京都の夜の街で有名人になっちゃうかも(笑い)」
●こだわり 「このあいだ京都で見つけた作家モノのお猪口(ちょこ)を注文したんです。ちょっと大ぶりで、上から見ると中にコバルトブルーのシャクヤクの花が咲いているんです。あれでお酒を飲んだらおいしいだろうなって、もう待ち遠しいですね」
●好きな俳優 佐藤浩市さん。
「昔からのファンなんです。ただ、普段の浩市さんじゃなくて役者・佐藤浩市が好きなんですけど(笑い)」
●バラエティー 近年はバラエティー番組でも活躍中だ。
「私は結構正直な人なのでバラエティーでは素の自分を解放して楽しんでます。ただ、やっぱり自分の中で一番やりがいがあって充実しているのは『演じること』なんです。だから女優はずっと続けていきたいですね」

◆プロフィル
 1969年9月2日、東京生まれ。国民的人気ドラマ「北の国から’87初恋」で吉岡秀隆演じる主人公・純の恋人役・れいに大抜擢され、女優デビューするが、それが悩みになった時期もあったという。
「本当はすごくありがたいことなんですが、若い頃はどんな役をやってもあのイメージで見られちゃって悔しいなって思ったりしましたね。もちろん、もう平気です。それより今は『真珠夫人』のイメージが強いみたいで、最近はクラブのママ役がすごく多いんです」
◆息抜き
 ファッション雑誌を見るのが大好きで、京都でも撮影の合間に楽しんでいるようだ。
「私はきれいな洋服とかバッグや靴を見ているだけで幸せで、特に派手な感じが好きですね。今回のドラマも衣装が華やかで豪華なので、自分もやっていてとっても楽しい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071111-00000006-gen-ent