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2007年11月10日(土) 16時01分

候補者の主張:大阪市長選アンケ/下 /大阪毎日新聞

 ◆質問
 あなたが実現したい10年後の大阪市像を具体的に示してください。
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 ◇橋爪紳也候補 46=無新
 大阪市を歴史と文化、自然をいかした世界有数の都市にします。具体的には10年をめどに文化創造産業を基幹産業の一つに育成します。市民と協働し、ミナミを音楽産業、中之島西部を現代美術とデザイン文化の拠点に、北梅田では産官学の連携でロボットや情報通信技術を盛んにします。
 ◇平松邦夫候補 59=無新
 官主導の大規模事業で「大大阪」を目指すのは時代遅れ。現在のように「身の丈」に合わせ小さく縮んでも大阪の活力は失われる。大阪市は大きいか小さいかではなく、懐が深く、人にやさしく、多様な市民や企業の活動が濃密に行われる都市を、市民参加・協働の下に目指すべき。それが将来の大阪の元気をアップさせる。
 ◇関淳一候補 72=無現(2)
 本格的な少子高齢社会を迎える中、安全と安心のネットワークのもと、誰もがいきいきと暮らし、チャレンジできるまち。人材、歴史伝統、文化、産業、都市基盤など大阪の蓄積を強みとして、市民・企業が持つ豊かな個性と創造性、「大阪ならではのアイデンティティー」が発揮できる魅力ある創造都市。これが将来の大阪市像だ。
 ◇姫野浄候補 72=無新
 「子育て日本一の大阪市」を目指したい。削減された新婚家賃補助を元に戻し、保育所を増設する。中学校給食を実施し、中学校卒業まで子どもの医療費を無料にする。若い世代から「結婚して子育てするなら大阪市で」と親しまれることが、町の賑わいにもつながるだろう。これらを通じて子どもの笑顔があふれる街にしたい。

11月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000230-mailo-l27