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2007年11月10日(土) 20時32分

「NOVA生徒の会」発足 受講者救済へ産経新聞

 経営破綻(はたん)した英会話学校最大手「NOVA」(大阪市)の受講生の救済を目的とした「NOVA生徒の会」が10日、発足した。大阪市内で記者会見した矢吹譲治代表(44)は「できるだけ多くの受講生に参加してもらいたい」と呼びかけた。
 生徒の会は、NOVAの外国人講師の一部が所属する労働組合「ゼネラルユニオン」(山原克二委員長)が呼びかけて発足。現在のところ大阪、東京合わせて約70人が加入しており、16日に開催する一般説明会で広く受講生の参加を募る。
 矢吹代表は会発足の意義について「受講生は一般債権者ということで最も低い位置づけだが、結集して一つの団体として交渉すれば最大の債権者になる」と説明。その上で猿橋望前社長(56)の責任問題に触れ、「多くの声が集まれば訴訟や第三者破産の申請などを検討する」と話した。
 また生徒の会は同日、保全管理人の高橋典明弁護士に対し、受講生への優遇措置の具体的内容に関する説明や、猿橋望前社長の謝罪を求める上申書を提出した。
 一般説明会は16日午後6時半から、大阪市中央区北浜東の「エル・おおさか」(府立労働センター)で行われる。

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