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2007年11月10日(土) 21時16分

<NOVA>受講生が「生徒の会」 ジー社や国に救済要求へ毎日新聞

 経営破綻した英会話学校大手、NOVA(統括本部・大阪市)の受講生が10日、「NOVA生徒の会」(矢吹譲治代表)を発足させた。解約者を含めて全国の受講生に参加を呼びかけ、「駅前留学」など主要事業を買収するジー・エデュケーション(本社・名古屋市)や経済産業省などに救済策などを求めていく。

 同会は、外国人講師らが所属する労働組合、ゼネラルユニオン(大阪市)の働き掛けで設立。大阪や東京などで計約70人が世話人として準備を進めてきた。

 この日は、矢吹代表と世話人の笹田祥子さんらが大阪市内で記者会見し「最大の債権者である私たちの知らないところで、承継企業の選定や条件など全てが決められてきた。多くの受講生が従来と同じようにレッスンを受けられるよう活動したい」と語った。その後、NOVAの保全管理人に、猿橋望前社長の謝罪や、ジー社の受講料など処遇について説明を求める上申書を手渡し、今後の対応を話し合った。

 同会は16日午後6時半から、受講生向けの公開説明会を大阪市中央区の大阪府立労働センター(エル・おおさか)で開き、加入を呼びかける。

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 ジー社は10日、名古屋市中村区のEC英会話名古屋駅前校を14日から「NOVA名古屋名駅4丁目校」と改称して運営すると発表した。10月26日の破綻後、NOVAの教室が再開されるのは初めて。【清水直樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000119-mai-soci