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2007年11月08日(木) 10時00分

参院の守屋喚問微妙に日刊ゲンダイ

「小沢辞任」で勢いづいた自公与党が、野党の取り組む防衛省疑惑解明に、揺さぶりをかけている。
 野党側が参議院外交防衛委員会で、与党側が欠席する中、守屋武昌前次官(63)らの証人喚問を勝手に決めたのは認められないとして日程の変更を迫っている。野党がこの要求を受け入れられない場合は証人喚問には出席しないという強気の構えまで見せている。
 参議院外交防衛委員会は8日、守屋前次官が山田洋行元専務の宮崎元伸氏(69=現日本ミライズ社長)から接待漬けにされていた疑惑について参院としても真相解明する必要があるとして、与党欠席のもと喚問を野党の賛成多数で議決した。
 これに対し、自民党の参院国対委は「守屋喚問について与党は参院で新テロ法案の審議が始まってから行うよう提案してきたはず。今回の議決は手続き上、認められない」(幹部)ということで日程の延期、または中止を迫っていく構えだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000008-gen-ent