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2007年11月08日(木) 11時56分

求む! プロの政治家!ツカサネット新聞

タイガー・ジェット・シンというプロレスラーをご存知ですか? 日本では「インドの猛虎」「凶虎」と呼ばれ、入場時には観客席で暴れまくり、試合になると反則・凶器攻撃の嵐! 非常に怖いレスラーです。昔には、新宿伊勢丹でプライベートのアントニオ猪木に襲いかかって負傷させ、警察沙汰になったほどの猛者です。ところが、日本を出ると、シンは正統派のクリーンレスラーです。慈善事業や募金活動など善意や篤志が有る紳士なのです。

つまり、日本でのシンは、日本のプロモーターが望む仕事を忠実にこなす「プロ中のプロレスラー」なのです。(この記事での「プロ」の定義は、「与えられた仕事を十分に理解し、やるべき事を忠実且つ的確に実行し、結果をだす人」の解釈です)そういう目で、今の日本の政局を見ると、「プロの政治家」はどこにも居ないような気がします。福田総理率いる、与党・自民党は「テロ対策支援法」の成立のため、野党・民主党の力を削ぐことに一生懸命です。また、民主党は民主党で“政権担当能力”の補充のため、大連立を模索して代表の辞任騒ぎが勃発し、組織内はガタガタの状況です。自民党にしても民主党にしても、だれも国民のことなど考えていないようです。

政(まつりごと)というのは、「国民のために何をするか?」がやるべきことではないでしょうか? 政治家の仕事は、他の政党を陥れることや企業を儲けさせること、諸外国のご機嫌取りをすることではないでしょう。

今の政局は、政治家のやるべきもっとも大事な仕事が欠落しているように思えます。(だから、今国会でひとつも法案が可決されていない)私達は、これからどうすればいいのか? そろそろ真剣に考えないと、非常に危険だと思います。


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(記者:東田 集)

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