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2007年11月08日(木) 11時34分

徒然にWeb2.0 Amazonでオリジナル製品を販売する(2)ツカサネット新聞

オリジナル製品を販売する方法を調べるためにAmazonのサイトで調べた結果、e委託販売と、マーケットプレイスという2つの選択肢があることが分かった。e委託販売とは、所定の年会費を支払って商品をAmazonの配送センターに預けて販売してもらう方法だ。お客様への配送やサポートをAmazonが行い、オンラインで様々な状況を確認できる。配送センターへの送料と梱包料は負担しなければならないが、配送後の保管料は無料とのこと。

e委託販売への参加条件は

(1)委託する商品にISBNバーコードもしくはJANバーコードが印刷されていること
(2)委託する商品の販売権を有していること
(3)委託可能な商品は「和書」「CD」「DVD(国内版)」「ソフトウェア(国内版)」「ビデオゲーム(国内版)」のみ(2006年9月の段階で)
(4)Amazon.co.jpにあるストア(書籍、CD、DVDなど)に該当する商品であること

以上の4つだ。

(1)から(3)までは合格だが、問題は(4)だ。Amazonに登録のない商品の場合は、参加者自ら商品情報を登録する必要があるとのこと。オリジナル商品を販売するのだから、これも行わなければならない。登録には何が必要で、どれくらい時間がかかるのだろうか? 調べてみたが、詳しい説明は見つからなかった。これは直接問い合わせなければならないだろう。

一方、マーケットプレイスとは、誰でも手持ちの商品を手軽に出品できるサービスだ。「新品」「再生品」「ユーズド商品」「コレクター商品」の4つのカテゴリがあり、出品手続きは、Amazon.co.jpで出品したい商品と同じものが掲載されているページを探し、そこからオンラインで簡単にできる。個人でも気軽に出品できる方法だが、こちらでもオリジナル商品の販売ができるかもしれない。詳しい説明が見つからないので、これも問い合わせてみることにしよう。

Amazonのサイトでここまで調べるのに3時間かかった。さらに自分自身がヘルプページをよく読んで理解し、必要なところのみ抜き出して報告資料としてまとめるのに結局、一日費やしてしまった。2、3時間あれば調べられると言ってあったので、「なぜ調べるのに時間がかかったか」という言い訳を考えなければならなくなった。

Amazonのサイトの説明は、詳しくて親切だ。「よくある質問」のページも的確な内容で、だいたいの情報は網羅されている。だからこそ、最新の注意を払って細かいところまで気をつけて読まなければならない。「Webサイトを見ればなんでもわかるようになっている」ということは一見親切なようだが、読み手の負担を大きくするということでもあるのだ。何かトラブルが発生したときに「Webサイトに書いてあることをよく読まなかったからだ」と言われる可能性が大きくなる。

時間をかけて次々と読み進めていくと必要なことがどのページに書いてあったか分からなくなってしまい、同じページを何度も何度も読み返すことになった。PCに不慣れな人が「電話で問い合わせすることはできないだろうか」と思うのも無理もないことである。

インターネットにはさまざまな情報が溢れており、オフィスにいながらにして詳しい情報が手に入る。素晴らしく便利なはずなのに、ほんの少しのことを調べるのに1日も費やしてしまうのは、膨大な量の情報のなかから自分に必要なものを見分けるのに時間がかかるからだ。インターネットをビジネスで活用するに当たっては、PCに向かってじっくり調べる時間が必要なことを、あらかじめ予定に組み込む必要があるだろう。

「Web2.0」と呼ばれる今のインターネットの世界は、ブログやさまざまなコミュニケーションサイト・WEBショップのレビューなどの影響で、情報量は増える一方だ。そのなかから必要なものを取り出すのにかかる時間は、今後ますます増えていくに違いない。

時間をかけてAmazonのサイトを読んでもわからなかったこと、書いていなかったことについては、直接問い合わせてみることにしよう。


徒然にWeb2.0 Amazonでオリジナル製品を販売する(1)



(記者:_GREEN)

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