記事登録
2007年11月08日(木) 21時30分

女児殺害被告に死刑求める=ペルー訴追資料、検察側が証拠申請−広島高裁時事通信

 広島市安芸区の小1女児殺害事件で、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役とされたペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(35)の控訴審第1回公判が8日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれた。検察側は、ペルーで被告が女児への性犯罪で2回訴追されたとする資料を証拠申請し死刑適用を主張。これに対し、弁護側は証拠を不同意として刑の減軽を求めた。
 ヤギ被告は白っぽいセーターにカーキ色のズボン姿。公判中表情をほとんど変えなかった。
 検察側は「幼女に対する異常な性癖が深く根付いている」と指摘。「遺族の処罰感情の峻烈(しゅんれつ)さ、社会に与えた影響などを勘案すれば、死刑もやむを得ない」と述べた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000197-jij-soci