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2007年11月08日(木) 12時00分

鶴岡のアパート放火:「責任能力に問題はない」 証人尋問で鑑定医−−公判 /山形毎日新聞

 鶴岡市新形町の自宅アパートで夫を殴って自宅に放火し、夫が全身やけどで死亡した事件で、現住建造物等放火などの罪に問われた渡辺悦蓮被告(39)の第5回公判が7日、山形地裁で開かれた。渡辺被告を精神鑑定した二本松会山形病院の横川弘明院長に対する検察側の証人尋問があった。
 横川院長は、渡辺被告が事件当時、妄想や幻聴などの症状がある精神疾患を発病していたとした上で、「病理性は低く、症状も軽かった。心神耗弱や心神喪失状態だったとは言えず、責任能力に問題はない」と証言した。
 また、弁護側の反対尋問に対し「鑑定中、雑談はするが事件の話になると完全黙秘する。『事件のことを覚えていない』というのはうそだと思う」などと答えた。【林奈緒美】

11月8日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000086-mailo-l06