記事登録
2007年11月08日(木) 15時01分

窃盗:同僚教諭宅から現金盗む 容疑で逮捕−−五島署 /長崎毎日新聞

 五島署は7日、同僚教諭宅から現金を盗んだとして、五島市奈留町、中学校教諭、公文淳雄容疑者(48)を窃盗容疑などで緊急逮捕した。
 調べでは、公文容疑者は今年9月ごろ、同じ敷地内の教員住宅にある同僚女性(42)宅に侵入し、2階の寝室に置いてあった現金約13万円を盗んだ疑い。女性宅は普段から施錠している。窓が割られたり、鍵が壊されていたような形跡もなかったことから、同署は侵入経路を追及している。
 10月上旬に女性が現金がなくなっていることに気づき、警察に被害届を出した。女性の供述などから公文容疑者の関与が浮上したため、任意同行を求め五島署で調べたところ容疑を認めた。
 公文容疑者は06年4月から五島市内の奈留中学校に勤務し、美術を担当。同校の山口泰一校長は「子どもに慕われていただけに残念」と話している。横田修一郎県教育長は「(容疑が)事実とすれば教育への信頼を大きく損なうもので、誠に遺憾です。教職員の不祥事が続発していることを大変厳しく受け止め、心よりおわびします。不祥事の再発防止に全力を挙げて取り組んでまいります」との談話を出した。
 県教委は6日、教職員による不祥事が4件あったとして、懲戒免職を含む5人の懲戒処分を発表したばかり。再発防止の徹底を約束していただけに、ある幹部は「正直なところ、またかと驚いている。申し訳ないと言うしかない」と頭を抱えている。【宮下正己、阿部弘賢】
〔長崎版〕

11月8日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000248-mailo-l42