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2007年11月07日(水) 12時49分

「援交窃盗団」闇サイトで募集 女子中学生ら15人が参加産経新聞

 闇サイトで知り合った少女と男らが役割分担しホテルで男性から現金などを盗んでいた事件で、窃盗団には女子中高生ら約15人が参加していたことが7日、分かった。少女らは家出少女で、逮捕された男らは闇サイトで「部屋を用意します」などとして少女たちを募集していた。
 警視庁少年事件課によると、窃盗容疑などで逮捕されているのは住所不定、無職の清田優(25)、伊勢拓夫(34)の両容疑者と、14〜17歳の女子中高生ら6人。ほかに事件当時13歳の少女1人を児童相談所に通告した。
 調べによると、男らは5〜7月、東京・渋谷やさいたま市などのホテルで、テレホンクラブで知り合った男性9人から現金計約42万円とクレジットカードなどを盗んだ疑い。少女らは清田容疑者らの指示のもと、援助交際の誘いに応じた男性が風呂に入っている間、財布と携帯電話を着衣ごと盗んで逃走していた。
 清田容疑者はインターネットの闇サイトに「16歳ぐらいの女性、仕事あります」「部屋を用意します」と書き込んで家出少女を集めていた。窃盗団に加わっていた少女は総勢15人に達し、これまでに同様の手口で約600万円稼いでいたとみられている。

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