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2007年11月06日(火) 10時53分

福岡の隠れた名屋台「花山」ツカサネット新聞

先日、私は初めて福岡を訪れた。
福岡といえば屋台やとんこつラーメンというイメージが強く、屋台未経験な私は中洲や長浜の屋台を強く希望していたのだが、福岡の友人から勧めらた屋台は中心部からやや離れた筥崎宮の参道に一軒のみ営業している屋台だった。

屋台の名は「花山」
福岡市東区筥崎宮参道にある焼き鳥とラーメンの屋台で、夜になると暗い参道にあるにも関わらず屋台の灯りが存在感を出している。

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花山は多くのお客さんで賑わってることはもちろんの事、二台分はあるであろう大きな屋台は小上がりまで備えており独特の雰囲気があふれている。
参考までに中洲と長浜の屋台を見てきたが、小規模の屋台が立ち並ぶ観光客でいっぱいの風景は私のイメージする屋台そのものだったが、花山は孤高の大屋台でありあきらかに別世界である。

その花山独特の雰囲気は屋台の大きさだけでなく、大将の威勢の良さも加わって醸し出されているのかもしれない。非常に気持ちのいい声でお客さんのやりとりがあり、食材だけでなく雰囲気でも美味しくしてくれてる気がする。

オススメのメニューは焼き鳥の元祖という話もある「しろ(ホルモン)」を中心とする焼き物、大将自家製の鶏肉の薫製「あの鳥」、とんこつラーメンなど。とくにとんこつラーメンは化学調味料をほとんど使っていないようでコクがあるのにさっぱりしており、飲んだ後でもおいしく完食できるラーメンとなっている。

私は旭川出身なので旭川ラーメンをよく食べるのだが、ボリュームがあり主食としての位置づけになってるのが旭川ラーメンなのに対しとんこつラーメンはおやつ感覚で食べることができるので、シメのラーメンとしては最高だと感じた。とんこつラーメンは本当においしいし、なにより価格がリーズナブルなのが良い。

メニューではないが花山の味を決める塩も津屋崎の海水を煮詰めてつくる大将こだわりの自家製塩なのだ。ミネラルも豊富でにがりがそのままの割に塩辛さは強く感じず素材の味を引き立たせる塩だと感じた。

屋台初経験が花山だと一般的な屋台では満足できなくなりそうだ。


□花山
福岡市東区箱崎宮参道
定休日:月曜日
17:00〜25:30

(記者:こぐま)

■写真
写真撮影:こぐま記者

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