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2007年11月06日(火) 10時40分

小沢氏の真意とはツカサネット新聞

自民党と民主党の大連立案から、小沢氏の辞任騒動で政界が揺れている。小沢氏について次のように思っている人は結構、いるのではないか。自民党と一緒になり、どうしても総理になりたいと思い、その連立が無理だったので辞意を表明した、小沢氏が今回の連立案にのったのは、自分の体調の心配もあり、健康面を考えると総理を狙える時期は今しかないと思った、と。いちかばちかの大博打をうったのではないか、と思っている人も多いだろう。

しかし、小沢氏周辺の民主党関連の近況を考えてみると違った見かたになる。
守屋氏と山田洋行問題で一番先に名前が挙がったり、ISAFや自衛隊関連の法律問題に関して民主党内での不協和音が大きくなり、前原氏のような党首の考えと違う議員がいたり、民主党内はばらばらに見える。前原氏に対しては意見が違うなら党を去れとまで言ったのだから、相当に意見の統一ができていないのだろう。参院選で勝利したあと、民主党の目だった動きがなく、党内で議員が勝手な意見を言って、一丸となって政権を奪取するには問題が多いと判断し、辞意を表明し民主党内の引き締めを画策したのではないだろうか。

小沢氏の代わりに党首になりえるのは、岡田氏くらいしかいないだろう。管氏や鳩山氏や前原氏のようにタレントは多いのだが、党首に向いている人となると岡田氏しかいないだろう。クリーンなイメージがあって良さそうな感じはするのだが、闘志が表に出ずに求心力も感じられず残念でもある。

小沢氏は、今回の騒動でとりあえずは民主党の引き締めができたと感じ、辞意を撤回し政権奪取にまい進するのではないだろうか。



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小沢氏に誤魔化されるな!


(記者:たなひろ)

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